ロックインサート
標準インサートの機能に、さらにゆるみ止め効果をもたせたものです。ロックインサートは図のようにほぼ中央のコイルの1巻〜2巻が多角形（ねじのサイズにより4〜8角形）になっています。このコイルをグリップコイル（GRIP COIL)といい、この部分でボルトをしっかりと締付けます。 挿入工具は口ック用を必ずご使用下さい。取扱サイズはこちらをご覧ください。
性能
めねじ内面にゆるみ止め機構が出来るので設計仕様や組立作業が 著しく簡単になります。 グリップコイルによる口ッキング効果は各界のトルク試験、各種振動試験に於いても最高の評価を得ています。 ゆるみ止め効果は、母材の下穴精度、及び使用ボルトの精度・材質硬度によって決まります。(こちらをご参照下さい。 ) 焼付防止の為には、ボルトに潤滑材（例、極圧添加材）を塗布してご使用下さい。 （潤滑材を塗布したE-サートも承ります。）
●調整ねじのロックに
どのような個所にでも振動や衝撃によるゆるみから守られた調整ねじを設計することができます。
●分解・組立作業を容易に
複雑な形状の製品や、背面または下方から口ックワッシャーやナットを取付けるような面倒な作業を必要とする場所でも、ロックインサートを使用すれば簡単な作業で、確実なゆるみ止めを行うことができます。
●セットねじを確実に
回転軸にセットされる部品がゆるまないようロックインサートはセットビスを確実に口ックし、かつ、めねじの破損を防ぎます。